わらび餅が始まり、工場の中も桜の葉と黄粉の香りとで充満して
いよいよ、春の和菓子が本番になってきました。
わらび餅は今は、どこにでも売っている人気の和菓子です。


このわらび餅、なんでわらび餅というか?お菓子屋ならわかっていますが
一般のお客様は、意外にわからないと思います。


まず、わらびの何を使っているのか?
食べる部分ではなく土に埋まっている根っこの部分を使います。

正確には根っこのデンプンを使って作ります。
このわらびの根のデンプン、採取してわらび粉になるまでとてつもない手間がかかります。


そのうえに、自然の物なので出来た年のわらびの出来や場所によってものにならなかったり
使うまで、何年か寝かせて使ったりと使えるようになるまで大変な手間を要します。


そのわらび粉を使って今度は、職人さんがわらびの力を最大限に出すように練っていきます。
作り方は、各お店で違いますが、当店ではとにかく練って練って練り倒します。

それから、叩いて十分にわらびの腰を出して同じくらい柔らかいとろとろの漉し餡を包みます。
それに、黄粉をたっぷりかけて出来上がりです。

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このわらび餅、色は黒っぽい色をしています。
これは、採れた場所の土の色なのでその年によってや、場所によって色や匂いも変わります。

間違っても白っぽいわらび餅、というのは出来ません。
それと、デンプンなので冷蔵庫に入れたりしては販売しません。

常温で販売が基本です。

もうひとついうと、わらび粉は安くありません。
というより、高価なものです。1kgで、ン万円するものもあります。
だから、どうしても値段も高くなってしまいます。

ただ、本物のわらび餅は絶対的に美味しいです。


希少な材料を使って、職人さんの技術で最高の味に仕上げたわらび餅は
コンビニ等で売っているそれとは全く違うものです。
ぜひ、お菓子屋さんの本物のわらび餅食べてもらいたいです。