日本には四季があり、その季節ごとにさまざまな年中行事があります。

一月から12月まで、24節季があり、奇数の月には月ごとに節句があります。
その他にもバレンタイン、ホワイトディ、ハロウィン、クリスマス等
外国の習慣や行事も今では、日本の年間の行事として生活に根付いています。

特に、そのなかでも日本の節句は和菓子との結びつきが深いものが多いです。

1月1日(元旦)花びら餅
3月3日(桃の節句)桜もち、蓬餅、引千切、西王母など
5月5日(端午の節句)柏餅、粽など
7月7日(七夕)七夕の和菓子
9月9日(重陽の節句)着せ綿

このように、誰でも聞いた事のある行事ですがそれぞれにまつわる和菓子があります。

今の時期一番近い桃の節句について説明します。
3月3日はご存知「雛祭り」です。

雛人形を飾り、桃の花を用意して女の子の健やかな成長を祝います。
もともと、雛祭りは中国伝来の上巳(陰暦3月初の巳の日)の祓いに由来し
平安時代の宮中行事にまでさかのぼります。

その一方で、江戸時代になって小さな人形を意味する「ひいな」の遊びが子女の間で広まり
汚れをあれ祓う形代や流し雛と結び付き雛祭りが祝われるようになったといわれます。

雛祭りの和菓子といえば、草餅がありますが、もともとは母子草(春の七草の御形)を使っており
蓬の使用は後の事です。雛祭りには草餅は付き物ですが、
以外にも菱餅ですら草餅入りで緑白緑の色合いでした。

現在の菱餅は赤白緑の三色が多くこれは明治以降に広まったものです。
そのほかに「引千切」「いただき」などとよばれる和菓子や
中国の仙女、西王母のもつ不老長寿の仙桃を模した和菓子など華やかな和菓子が目立ちます。
その中でも特に雛祭りの和菓子として定番になっているのが桜もちです。

雛祭りとは直接結びつく訳ではありませんがその季節がら桜の咲き始めの煌びやかな様子と
雛祭りの華やかな雰囲気が相まって雛祭りの和菓子として定番になっています。
当店でも桜の葉の香りが店に立ち込めると春の到来と雛祭りを意識し出します。

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日本人ならではの季節感と年中行事これからも大切にしていきたいものです。