現在「わらび餅」は、割とポピュラーな和菓子となってコンビニでも売られています。
ただ、お菓子屋で作るわらび餅とコンビニのそれとは全く違います。
なにが違うかというと一番は材料です。

わらび餅は、山菜のわらびの「わらび粉」で作ります。
わらびのどこを使って作るのかというと普段食べる部分ではなく、土の中の根から作ります。
わらびの根を集めて、それを叩いて、水にデンプンを沈殿させ、上水を取り替えるという作業を繰り返して作ります。

わらびの根を集めるのも大変な労力ですが、その後の工程も気の遠くなるような作業の繰り返しです。
それでいて自然なものなので使ってみないとそのわらび粉が使えるかどうかわからないというとんでもない代物です。

このようなものですから和菓子の材料の中で最も高価なものです。
例えば、三松堂で使っている「わらび粉」は国産の九州産のものです。
これで1kg、1万5千円くらいします。
国産の最高級のわらび粉だとkg、4万以上はすると思います。
これらは取った場所の土の色によって出来上がりの色は全然違います。

しかも、仕入れたわらび粉を3年位、寝かせてから使うのでどうしても本物のわらび餅は、値段も高くなります。原価がかかっているので高くなるのです。しかもこのわらび餅、デンプンなので冷蔵庫にも入れらません。コンビニでわらび餅と称して真っ白いものに黒蜜や黄粉が付いて冷蔵庫に入って200円前後で売っているのは正直蕨の粉なんか1ミリもはいってません。だからあの価格で売れるんです。

本物でつくっている方からすれば同じものとして一緒にして欲しくありません。うちのわらび餅は白くないです。採れた場所の土の色ですこしずつ違いますが、白色はありえません。見た目でまず本物わらび粉か否かはだいたいわかります。

このわらび餅から苺わらび餅なるものが出来ました。
なんの事は無い苺を餅で包んだものです。

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この苺わらび、ちょっとしたことから出来ました、それはある知人のお母さんが、あるお店の苺大福が大好きという事を聞き、自分だったらもっと美味しく作れるという話になり、その流れで苺大福だと面白くないし、どうせ一回だけ作るんならわらび餅で苺も特大の苺を使って作ってやろうというとこから作りました。その時、余ったのを知り合いに売ったら思いのほか反応が良く、止められなくなってしまい今年も販売し始めた変わった経緯で出来た和菓子です。

和菓子とは言えないのかもしれませんが確実にうちの人気商品になっています。多分日本全国でもうちでしか味わえない奇跡のコラボレーションです。

自分でも食べてびっくりしたくらい相性のいい取り合わせです。
是非一度ためしに食べてもらいたい嫌いな人はいないと思うお薦めの商品です。